御霊屋御掃除屋敷(読み)おたまやおそうじやしき

日本歴史地名大系 「御霊屋御掃除屋敷」の解説

御霊屋御掃除屋敷
おたまやおそうじやしき

[現在地名]港区芝公園しばこうえん三丁目

金地こんち院・同院拝領町屋敷の西に位置する拝領町屋敷。片側町で、西は医師森家屋敷地・飯倉いいぐら二丁目、北は奏者番豊後杵築藩松平家中屋敷、南は持筒組馬場家屋敷。沿革図書には「御掃除丁」とのみ記載されている。

拝領主の台徳院(二代将軍徳川秀忠)御霊屋掃除人はもとは伊賀の者で、天正一〇年(一五八二)徳川家康の伊賀越え以来召出され、大奥番を勤めていたという。寛永九年(一六三二)一月徳川秀忠の死去により廟所番となり、同年七月に台徳院御霊屋掃除役を命じられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android