復礼(読み)ふくれい

精選版 日本国語大辞典 「復礼」の意味・読み・例文・類語

ふく‐れい【復礼】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 礼をふむこと。礼の本質にたちかえること。
    1. [初出の実例]「復礼とは自分の本心に立返て身の分限を知ることなりと」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉三)
    2. [その他の文献]〔論語‐顔淵〕
  3. 他からの挨拶に礼を返すこと。好意に対して謝すること。答礼回礼
    1. [初出の実例]「回礼、答他之礼也、復礼とも云」(出典随筆・南屏燕語(1826)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「復礼」の読み・字形・画数・意味

【復礼】ふくれい

礼にたちかえる。〔論語顔淵子曰く、己に克(か)ち禮に復るを仁と爲す。一日己に克ち禮に復れば、天下仁に歸す。

字通「復」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android