デジタル大辞泉
「循環型社会」の意味・読み・例文・類語
じゅんかんがた‐しゃかい〔ジユンクワンがたシヤクワイ〕【循環型社会】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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知恵蔵
「循環型社会」の解説
循環型社会
狭義には、廃棄物の発生を抑制し、再使用・リサイクルを行い、廃棄量を少なくし資源として循環利用する社会。広義には、自然における適正な物質循環を可能にする人間社会のあり方。循環型社会形成推進基本法第2条によれば、「製品等が廃棄物等となることが抑制され、並びに製品等が循環資源となった場合においてはこれについて適正に循環的な利用が行われることが促進され、及び循環的な利用が行われない循環資源については適正な処分が確保され、もって天然資源の消費を抑制し、環境への負荷ができる限り低減される社会」。しかし現行法には、廃棄物を抑制する動機づけが働いていない。例えば、容器包装リサイクル法に基づくリサイクルも大量廃棄が前提である。廃家電のリサイクルでは拡大生産者責任が適用されたが、購入時ではなく排出時に費用を徴収するので、不法投棄が問題化している。低環境負荷の循環型社会へ向け、そのシステム設計のあり方が問われている。
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
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