(読み)よう

精選版 日本国語大辞典 「徭」の意味・読み・例文・類語

ようエウ【徭】

  1. 〘 名詞 〙ようえき(徭役)
    1. [初出の実例]「弁種君臣性、充傜賦役身」(出典菅家文草(900頃)三・寒早十首)
    2. [その他の文献]〔史記‐李斯伝〕

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普及版 字通 「徭」の読み・字形・画数・意味


13画

(異体字)
13画

[字音] ヨウ(エウ)
[字訓] えだち

[字形] 形声
声符は(よう)。は缶(ほとぎ)の上に祭肉を供えて祈る意。(よう)と通用し、はその祈りの語をいう。遥遠の意があり、遠く行役に従うことを徭という。〔淮南子、精神訓〕に「生は則ち徭役にして、死は乃ち休息なり」の語がある。

[訓義]
1. えだち、ぶやく、徭役。
2. 字はまたに作り、えだちをいう。

[古辞書の訓]
名義抄〕徭 タタ

[語系]
徭・・搖(揺)・jiは同声。動揺・遥遠の意があり、声の字は多くその声義を承けている。

[熟語]
徭役徭使徭戍徭税徭賦徭夫
[下接語]
科徭・雑徭・戍徭・租徭・丁徭・賦徭

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