微波(読み)びは

精選版 日本国語大辞典 「微波」の意味・読み・例文・類語

び‐は【微波】

  1. 〘 名詞 〙 かすかに動揺する波。微動する波。さざなみ
    1. [初出の実例]「詞は微波に託してかつかつ遣るといへども、心は片月を期して媒とせんとす〈菅原輔昭〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)上)
    2. [その他の文献]〔曹植‐洛神賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「微波」の読み・字形・画数・意味

【微波】びは

さざなみ。魏・曹植〔洛神の賦〕良媒以てを接する無し、波に託して辭をぜん。

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