デジタル大辞泉 「以て」の意味・読み・例文・類語
もっ‐て【▽以て】
1 (多く「…をもって」の形で格助詞のように用いて)
㋐手段・方法を示す。「誠意を
㋑原因・理由を示す。「過失の故を
㋒事の行われる時を示す。「九月一日を
㋓くぎり・限界を示す。「これを
2 語調を強めるのに用いる。「いよいよ
3 (「でもって」の形で)
㋐並列・添加の意の接続助詞のように用いる。…のうえに。…かつ。「安価で
㋑格助詞「で」を強める意を表す。「人手不足を技術で
[接]《漢文における「以」や「式」の訓読から生じた語》そして。それによって。それについて。→も(以)て →もち(以)て
「天地の間にあるよろずの物を資り、―衣食住の用を達し」〈福沢・学問のすゝめ〉
も‐て【▽以て】
1 手段・材料を表す。…によって。…で。
「
2 語調を強めるのに用いる。 →もっ(以)て
「貧しき者は
[補説]1・2とも「をもて」の形でも用いられる。
[接頭]動詞に付いて、その意味を強めたり、語調を整えたりするのに用いる。「