デジタル大辞泉
「微」の意味・読み・例文・類語
び【微】
[名・形動]
1 ごく小さいこと。非常に細かなこと。また、そのさま。「微にわたった説明」
2 かすかなこと。わずかなこと。また、そのさま。
「わり模様、―ならず細ならず」〈一葉・うもれ木〉
3 数の単位。1の100万分の1。→位[表]
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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び【微】
- 〘 名詞 〙
- ① ( 形動 ) かすかなこと。ほのかなこと。存在するが形のあきらかでないこと。また、そのさま。
- [初出の実例]「不対といふは、遍界不曾蔵なり、破界不出頭なり、微なり、妙なり、回互不回互なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)坐禅箴)
- [その他の文献]〔礼記‐坊記〕
- ② ( 形動 ) 弱いこと。また、そのさま。微弱。
- [初出の実例]「東夷を亡さばやと、常に叡慮を回されしかども、或は勢微(ビ)にして叶はず」(出典:太平記(14C後)一)
- ③ ( 形動 ) 小さいこと。少ないこと。わずかなこと。細かなこと。また、そのさまやそのもの。
- [初出の実例]「今以二功微(ビ)爵多一、頻猜二義貞忠義一」(出典:太平記(14C後)一四)
- [その他の文献]〔孟子‐公孫丑・上〕
- ④ ( 形動 ) いやしいこと。身分の卑しいこと。また、そのさま。
- ⑤ 一秒の六〇分の一。
- [初出の実例]「凡そ、時或は度に就て、分・秒・微と云ふものあり」(出典:遠西観象図説(1823)上)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「微」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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