微祿(読み)びろく

精選版 日本国語大辞典 「微祿」の意味・読み・例文・類語

び‐ろく【微祿】

〘名〙
① わずかな俸祿。すくない俸祿。わずかばかりの扶持米。わずかの給与小祿薄祿
随筆・折たく柴の記(1716頃)上「我門にさぶらふものの中、かれにしかざるも、なをさほどの微祿のものはあらず」 〔高適‐平台夜遇李景参有別詩〕
② (━する) おちぶれること。身代が傾くこと。零落凋落落魄
※志不可起(1727)「又田舎にて人の進退悪く成たるをびろくしたると云は」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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