徳利子(読み)とっくりこ

精選版 日本国語大辞典 「徳利子」の意味・読み・例文・類語

とっくり‐こ【徳利子】

咄本・軽口御前男(1703)二「又兵衛の内義は大酒呑じゃが、さかづきなしに引かたぶけ呑れたれば、徳利(トックリゴ)を生れた」

とくり‐ご【徳利子】

〘名〙 手足または目・鼻・耳などのない子。とっくりこ。
浮世草子西鶴織留(1694)一「道頓堀にて見せ物にせし徳利(トクリ)子の万太良は、其人の子にて、世に恥をさらし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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