徳永 保之助(読み)トクナガ ヤスノスケ

20世紀日本人名事典 「徳永 保之助」の解説

徳永 保之助
トクナガ ヤスノスケ

大正期の詩人



生年
明治22(1889)年8月10日

没年
大正14(1925)年12月13日

出生地
東京

経歴
幸徳秋水らが平民社を結成し、週刊平民新聞」を創刊すると、給仕として入社。社会主義運動に関心を強め、日刊「平民新聞」校正係主任となる。のち「やまと新聞」記者となり、外国電報係となった。はじめ山口孤剣の影響を受けて短歌を作るが、大杉栄らの「近代思想創刊号(大正元年10月)に官憲の言論弾圧を諷刺した詩「愚かなるものよ」を発表して注目された。小説にも筆を染め、「新戦場」(「新評論」4年5月)などを発表。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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