心の病気へのアプローチ(読み)こころのびょうきへのあぷろーち

家庭医学館 「心の病気へのアプローチ」の解説

こころのびょうきへのあぷろーち【心の病気へのアプローチ】

 心の病気らしいことがわかると、症状と検査から診断をつけます。
 症状は外に現われる表情や行動の異常(興奮中毒摂食障害(せっしょくしょうがい)、強迫てんかんなど)と、内面を話してもらって初めてわかる異常(不安、うつ妄想(もうそう)など)があります。検査には、脳やからだを調べるCTスキャン(コンピュータ断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像装置)、脳波などと、精神面を調べる心理テスト、知能検査などがあります。
 まず、脳やからだの障害で原因となるもの(体因性(たいいんせい))を探り、つぎに心理的な要素が強いもの(心因性(しんいんせい))か、それとも原因のはっきりしない病気(内因性(ないいんせい))かを区別する方向で進めていきます。

出典 小学館家庭医学館について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android