忌み詞(読み)イミコトバ

デジタル大辞泉 「忌み詞」の意味・読み・例文・類語

いみ‐ことば【忌み詞/忌(み)言葉】

宗教的な理由から、また縁起をかついで、使うのを避ける言葉。古くは斎宮で「仏」「経」などを、民間婚礼のときに「去る」「帰る」、正月三が日に「坊主ぼうず」「ほうき」などを忌んだ。
1の代わりに使う言葉。斎宮で「寺」を「瓦葺かわらぶき」、「僧」を「髪長かみなが」、民間で「すり鉢」を「あたり鉢」、「なし」を「ありの実」という類。
[類語]禁句タブー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 みな 髪長

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android