禁句(読み)キンク

精選版 日本国語大辞典 「禁句」の意味・読み・例文・類語

きん‐く【禁句】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 和歌、俳諧などで、使ってはならない語句。止め句。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「其座に禁句出来候はば、取りあへず早々に可付事肝要候」(出典:当風連歌秘事(1542))
  3. 他人の感情を害し不快にする言葉。人が忌みきらう言葉。また、いってはいけない言葉。遠慮すべき言葉。
    1. [初出の実例]「子貢は在右 子路在左と告ぐる也。其故坐中の人の為に禁句をいわせじとて也」(出典:足利本論語抄(16C)衛霊公第十五)
    2. 「送別会の席上では、外国語を一切禁句にし」(出典:春の城(1952)〈阿川弘之〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む