日本歴史地名大系 「忌浪神社」の解説 忌浪神社いんなみじんじや 石川県:加賀市弓波村忌浪神社[現在地名]加賀市弓波町弓波(ゆみなみ)町の集落中央部にあり、近世には「穂の宮」「日穂宮」と称し近くを流れる市之瀬(いちのせ)用水の守神ともされた。地元では「ホウノミヤ」とよばれている。祭神は倉稲魂命。旧県社。崇神天皇が大毘古命を高志(こし)国へ派遣したときの創建と伝える。「延喜式」神名帳にみえる江沼(えぬま)郡「忌浪(イムナミノ)神社」に比定され、忌浪神は嘉祥二年(八四九)一〇月一〇日従五位下を授けられた(続日本後紀)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報