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忌部子首 いんべの こびと

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

忌部子首 いんべの-こびと

?-719 飛鳥(あすか)-奈良時代の官吏。
壬申(じんしん)の乱のとき大海人(おおあまの)皇子方の大伴吹負(おおともの-ふけい)に属した。天武天皇9年弟の色弗(しこぶち)とともに連(むらじ),のち宿禰(すくね)の姓(かばね)をあたえられる。10年川島皇子らとともに歴代天皇の系譜などをまとめる。のち伊勢(いせ)神宮奉幣使,出雲守。従四位上。養老3年閏(うるう)7月死去。名は首(おびと)ともいい,子人ともかく。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

忌部子首

没年:養老3.閏7.15(719.9.3)
生年:生年不詳
7世紀後半から8世紀初頭の中級官僚。名は首や子人とも書く。壬申の乱(672)では大海人皇子(のちの天武天皇)方の倭京将軍大伴吹負に属し,飛鳥の古京を守った。天武9年1月に忌部首から忌部連へと上位の姓を賜ったので,弟の色弗と共に悦びの言上をし,13年12月にはさらに忌部宿禰の姓を賜った。この間の10年3月小錦中のとき,詔によって川島皇子らと共に,帝紀および上古の諸事を記し定めたが,子首は自ら筆を執って録した。大宝2(702)年3月従五位下から従五位上,慶雲1(704)年11月伊勢神宮への奉幣使として鏡や錦を献じた。のち出雲守を経て,死去時は散位,従四位上。

(岩本次郎)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典内の忌部子首の言及

【出雲国】より

…出雲国には意宇,島根,秋鹿,楯縫,出雲,神門,飯石,仁多,大原の9郡がおかれ,10世紀前半までに意宇郡東部を割いた能義郡が加わった。出雲国に来任した国司で最初に確認できるのは708年(和銅1)の忌部子首(いんべのこおびと)である。彼は天武朝に帝紀・上古諸事を記定した一人であり,このことは,記紀の出雲神話の構成や撰述の考察に示唆するところが多い。…

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