忍海郡(読み)おしみぐん

日本歴史地名大系 「忍海郡」の解説

忍海郡
おしみぐん

現北葛城郡新庄町南半と現御所ごせ市の一部を占めた郡。北の葛下郡と南の葛上郡に挟まれた扁平な小郡。「日本書紀」神功皇后摂政五年三月七日条に「桑原・佐糜・高宮・忍海、凡て四の邑」がみえる。また「古事記」清寧天皇段に「葛城忍海之高木角刺宮」があるので、忍海郡は葛上郡・葛下郡とともに葛城国(→葛上郡の地域であったものが、のちに両郡を分断する形で郡として成立したものと考えられ、「延喜式」神名帳の忍海郡に「葛木坐火雷神社」がある。「日本書紀」顕宗天皇即位前紀五年一月条の歌に

<資料は省略されています>

とあり、「続日本紀」大宝元年(七〇一)八月七日条に「遣大倭国忍海郡人三田首五瀬於対馬嶋、冶成黄金」の記事がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む