忍物見(読み)しのびものみ

精選版 日本国語大辞典 「忍物見」の意味・読み・例文・類語

しのび‐ものみ【忍物見】

  1. 〘 名詞 〙 武家職名。主に戦国時代山野にかくれていて、ひそかに敵情をさぐり、報告する役。足軽などがこれに当たった。かまりものみ。草かまり。くさ。芝見
    1. [初出の実例]「按忍物見は人にさとられざるを専要とし野にも伏し山にもいり或は柴原叢のうちに隠れ居て敵地の消息を窺得べき職掌なり」(出典:武家名目抄(19C中か)職名部)

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