忍編笠(読み)しのびあみがさ

精選版 日本国語大辞典 「忍編笠」の意味・読み・例文・類語

しのび‐あみがさ【忍編笠】

〘名〙 江戸時代遊里に遊びに行くものが、顔をかくすため、途中茶店で買ったり借りたりしてかぶった編笠自分の家からかぶっていったものを手編笠、手前編笠といった。しのびがさ。しのぶがさ。
評判記色道大鏡(1678)四「白鮫(しらざめ)あいくちさし、しのび編笠(アミガサ)にて来る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android