白鮫(読み)しろざめ

精選版 日本国語大辞典 「白鮫」の意味・読み・例文・類語

しろ‐ざめ【白鮫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鮫皮を漂白したもの。刀剣の柄(つか)などに用いる。しらさめ。
    1. [初出の実例]「たちのつかなどにふするしろさめ」(出典:名語記(1275)六)
  3. ドチザメ科の海産のサメ全長約一メートル。同科の別種ホシザメによく似ているが、体側に白点がないことや、ひれの位置の違いなどで区別される。沿岸の砂泥底などにすむ。胎性。北海道以南の日本各地、東シナ海から南シナ海まで分布する。生食にしたり、かまぼこの材料にする。
  4. 魚「ほしざめ(星鮫)」の異名

しら‐さめ【白鮫】

  1. 〘 名詞 〙 漂白した鮫皮。刀剣の鞘(さや)や柄を巻くのに用いた。しろざめ。
    1. [初出の実例]「白鮫(サメ)の粒のそろひたるは人の細工に及ぶへき物ともおもはれず」(出典:俳諧・俳諧類船集(1675)女)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む