志戸田村(読み)しとだむら

日本歴史地名大系 「志戸田村」の解説

志戸田村
しとだむら

[現在地名]山形市志戸田・南志戸田みなみしとだ東志戸田ひがししとだ上江うわえ中江なかえ平田へいだ横井よこい長表ながおもて

陣場じんば村・陣場新田村の西に位置し、川の東岸平地に立地。最上氏改易後は山形藩領、延享元年(一七四四)幕府領、明和七年(一七七〇)幕府領米沢藩預地、天保一四年(一八四三)再び山形藩領となる。寛永一三年(一六三六)の保科氏領知目録に村名がみえ、高二千八二〇石余。同一六年の定納一紙(志戸田村文書)では二千二五八石余、斗代は同じ地種等級でも上田・中田各五種類、下田九種類と細かに分れている。正保二年(一六四五)山形藩の大庄屋制下では志戸田組が置かれた(山形市史)


志戸田村
しとだむら

[現在地名]富谷町志戸田

奥州街道(現国道四号)に沿い、南は三関さんのせき村、北は高田たかだ(現大和町)、東は舞野まいの(現同上)に接して水田の広がる地域を占める。地名は「安永風土記」によると、坂下さかしたの田地三坪ほどより肥料を入れずに米四斗を清浄に作り出し、日待などの折に別火にて炊出す米で、毎年田植のときに白幣ならびにしとぎを供えることにちなむという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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