日本歴史地名大系 「志礼石新田」の解説 志礼石新田しれいししんでん 三重県:員弁郡藤原町志礼石新田[現在地名]藤原町志礼石新田員弁川の西、市場(いちば)村の南東に位置する。「吾妻鏡」文治四年(一一八八)二月二日条に大宮御局の所領として「伊勢国志礼石御厨」、また「神鳳鈔」(新校群書類従本)にも「志礼石御厨」とある。「五鈴遺響」によれば「志礼石」が「白瀬」に転じ、その場所は当村の本村である本郷(ほんごう)村の所とされる(→本郷村)。桑名藩領。「員弁雑志」によれば、当村はもと白瀬野(しらせの)とよばれた野原を開発したもので、用水が不便なためいったん放棄されたが、文化九年(一八一二)再開発されたという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by