知恵蔵mini 「志賀廣太郎」の解説 志賀廣太郎 俳優。1948年、兵庫県生まれ。桐朋学園大学短期大学部(現、桐朋学園芸術短期大学)演劇専攻を修了後、ドイツ留学を経て、78年より同短期大学で非常勤講師を務める。演劇を教えながら、90年に劇作家・演出家の平田オリザ率いる劇団「青年団」へ42歳で入団。平田が提唱する「現代口語演劇理論」にのっとった、抑制された演出で等身大の日常を描く「静かな演劇」と呼ばれる新しい様式の舞台で、中心的な存在として数多くの作品に出演した。低く響く声とひょうひょうとした演技が特徴的で、50歳代からは映像の世界にも活躍の場を広げた。主演を務めたテレビドラマ「三匹のおっさん」シリーズのほか、NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」、映画「ワンダフルライフ」をはじめ、コマーシャルやナレーションを含めて出演作は多岐にわたる。2019年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」にも出演が決まっていたが、体調不良のため降板を発表。20年4月20日に71歳で死去した。 (2020-5-7) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報 Sponserd by