新撰 芸能人物事典 明治~平成 「志賀暁子」の解説
志賀 暁子
シガ アキコ
- 職業
- 女優
- 本名
- 竹久 悦子
- 別名
- 前名=城 りえ子
- 生年月日
- 明治43年 6月17日
- 出生地
- 京都府 京都市
- 学歴
- 活水高女卒
- 経歴
- 初めピアニストを志したが、東京人形町でダンサーをしている時、帝国キネマの中野英治と知り合い、彼の世話で帝国キネマに入った。城りえ子の名で昭和5年木村恵吾監督の「若き血に燃ゆるもの」に初出演したが振るわず、8年再び木村監督の勤めで新興キネマに入った。阿部豊監督の「新しき天」に志賀暁子の名で再デビュー。9年村田実監督に拾われ大仏次郎原作の「霧笛」に中野英治と共演、スターの座についた。次いで「山の呼び声」などに主演。ところが10年「霧笛」撮影中起こした堕胎事件が発覚、堕胎、死体遺棄などで起訴され、11年懲役2年執行猶予3年の判決を受けた。12年菊池寛の世話で「美しき鷹」に出演したが続かず、13年会津の素封家と結婚した。その後、新協劇団に参加したり、東映、大映で助演した。
- 没年月日
- 平成2年 9月17日 (1990年)
- 伝記
- 完本・昭和史のおんな隠れた昭和史―下町一商家の記録 沢地 久枝 著湯沢 賢之助 著(発行元 文芸春秋近代文芸社 ’03’91発行)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報