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霧笛 むてきfoghorn

翻訳|foghorn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

霧笛
むてき
foghorn

霧信号。船舶が霧,もや,雪などで視界が悪いときに他船との衝突を回避するために鳴らす汽笛。「海上における人命の安全のための国際条約International Convention for the Safety of Life at Sea(1948)で定めたもの。号鐘とともに,船の種類,航行・停泊の状況などによって,長音,短音,音の間隔などの組み合わせが定められている。日本は海上衝突予防法15条で規定した。灯台霧信号所でも,視界不良時に船舶に陸の位置を知らせるため笛を鳴らしたが,舶用レーダ,全地球測位システム GPSなど航海計器の普及により,国内の霧信号所は 2010年3月末に全廃された。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

霧笛

大きな音を出して船に灯台の位置を知らせる。音波標識、霧信号所ともいう。灯台とほぼ同じ場所にあり各地で音の鳴る間隔が違う。釧路港の霧は2秒鳴り、9秒間隔をあけている。風向きなどで音の鳴る方向が変わることがある。

(2007-09-24 朝日新聞 朝刊 北海道総合)

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デジタル大辞泉の解説

きり‐ぶえ【霧笛】

むてき(霧笛)」に同じ。

む‐てき【霧笛】

濃霧などで視界不良のときに、衝突事故を防ぐために船舶や灯台などが鳴らす汽笛。きりぶえ。「霧笛信号」

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デジタル大辞泉プラスの解説

霧笛

米国の作家レイ・ブラッドベリの短編SF(1951)。原題《The Fog Horn》。1953年、ユージン・ルーリー監督で映画化(邦題『原子怪獣現わる』)。

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大辞林 第三版の解説

きりぶえ【霧笛】

むてき【霧笛】

濃霧などのため視界不良のとき、位置を知らせるために船が鳴らす音響信号。きりぶえ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

霧笛
むてき
foghorn

音波を用いた保安機器の一つで、沿岸航路や港湾の内外周辺で航行船舶の安全を確保するために、船舶や灯台あるいは霧信号所に用意されるものである。霧、雪その他視界不良で陸影や船影または灯火が見えないとき、牛皮製の「ふいご」式もしくは手動式、動力式のサイレンで、1マイル(約1.6キロメートル)以上の距離に達する音響を6秒以上発生できる装置を具備することが船舶設備規定に定められている。また灯台や霧信号所では、スチームサイレンsteam siren、エアサイレンair siren、短時間強力な音を出すダイヤホーンdia horn、周波数の高い音を出すダイヤフラムホーンdiaphragm hornなどが用いられている。小規模な装置で浮標などに用いられるものとしては、ベル、ホイッスル、ゴングなどがある。[堀口孝男]

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世界大百科事典内の霧笛の言及

【汽笛】より

…しかし,音声による信号に比べてはるかに簡便明りょうであるので,船内外への信号連絡手段として汽笛を設備することが国際的,国内的に定められている。日本では1874年から霧中での信号には蒸気笛を使用することが定められ(このことから霧笛の名もある),現在では〈海上衝突予防法〉によって,船は,その長さに応じた基本周波数と音圧とをもち,短音と長音を発することができる装置(蒸気笛とは限らない)の設備が義務づけられている。つまり船が長いほど低音で音の大きい信号を吹鳴することになる。…

※「霧笛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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