東映(読み)とうえい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

東映
とうえい

東映株式会社の略。 1951年東横映画,大泉映画,東京映画配給株式会社の3社が合併して発足した映画会社。 54年から東映娯楽版と称する中編劇映画を加えた2本立て興行を採用,中村錦之助,東千代之介ら若手スターが登場して少年ファンの圧倒的な人気を得,興行的にも大当りを取り経営は安定した。以後,時代劇で人気を集めたが,現代劇でも社会的題材を扱った『米』『どたんば』 (ともに 1957) などの意欲的作品を生んだ。 57年には日本初のシネスコ『鳳城の花嫁』を制作,60年には第二東映 (のちにニュー東映) という新配給系統を設立したが2年足らずで解消。 63年『人生劇場・飛車角』のヒットを皮切りに,任侠映画が新しい主流となった。 54年東映教育映画部,56年東映動画部,62年には東映歌舞伎を発足させ,75年には京都撮影所内に太秦映画村を開村,劇界の注目を集める一方,テレビ映画などの多角経営も行なっている。事業構成は,制作配給 22%,興行 10%,テレビ 23%,ビデオ 19%,観光・不動産 22%ほか。年間売上高 899億 7300万円,資本金 117億 700万円,従業員数 550名 (1996) 。

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日本の企業がわかる事典2014-2015の解説

東映

正式社名「東映株式会社」。英文社名「TOEI COMPANY, LTD.」。サービス業。昭和24年(1949)「東京映画配給株式会社」設立。同26年(1951)現在の社名に変更。本社は東京都中央区銀座。映画制作・配給会社。1950年代に時代劇、1960年代には任侠映画がヒット。テレビ映画・アニメーション作品・ビデオソフトの制作も手がける。東京証券取引所第1部上場。証券コード9605。

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