志賀草津道路(読み)しがくさつどうろ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「志賀草津道路」の意味・わかりやすい解説

志賀草津道路
しがくさつどうろ

群馬県草津温泉から志賀高原にいたる道路。草津温泉-白根山-志賀高原を結ぶ国道 292号の一部。白根山を経て,群馬,長野両県境の渋峠を越え,浅間山,日光山,北アルプス連峰などを眺めて熊ノ湯温泉にいたり,さらに大原始林と琵琶池など大小 70あまりの湖沼を有する志賀高原を経て終点上林温泉にいたる。 1970年開通。多くの観光資源を擁した山岳道路である。全長 41.1km。本道路は豪雪地域通り,特に雪質のよい志賀高原は,スキー場として有名。長野県側の終点から熊ノ湯温泉までは冬期も除雪してスキーヤーや地元の要請にこたえている。

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世界大百科事典(旧版)内の志賀草津道路の言及

【志賀高原】より

… 志賀高原の地籍は,沓野地区の住民によって構成される財団法人和合会の所有で,戦前から進出していた長野電鉄,京都ホテルを除き,地元資本によって観光開発が行われてきた。70年には渋峠を越えて山ノ内町上林と群馬県草津温泉を結ぶ41kmが改良舗装され志賀草津道路として開通し,年間を通じて観光客が多い。近年は北部の焼額(やけびたい)山(2050m),五輪(ごりん)山(1620m),竜王山(1900m)一帯は奥志賀,南部の上高井郡高山村に属する山田温泉一帯は南志賀と呼ばれ,観光開発が盛んになっている。…

【渋峠】より

…標高2172m。白根山と横手山の間にあって,草津温泉から志賀高原に通じる有料の志賀草津道路(1970開通。冬季閉鎖)がこの峠を越えている。…

【横手山】より

…北西側にスキー場が開かれて熊ノ湯から山頂付近までリフトが通じ,南東の渋峠(2172m)を経て草津,万座方面へハイキングやスキーツアーもできる。山ノ内町上林(かんばやし)から熊ノ湯,横手山西斜面,渋峠を経て草津へぬける志賀草津道路(冬季閉鎖)が1970年開通した。頂上にはテレビ電波の中継施設がある。…

※「志賀草津道路」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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