草津温泉(読み)くさつおんせん

  • くさつおんせん ‥ヲンセン
  • くさつおんせん〔ヲンセン〕

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

群馬県西部,白根山 (草津白根) の南東麓草津町にある温泉古くから温泉集落を形成していたが,標高 1200mの高地にあるため,明治時代中頃までは,冬住みと称して冬季間は下の集落へ移った。泉質は含硫化水素酸性明礬泉。泉温は 60~65℃。量豊富で皮膚病,胃腸病,神経痛などにきく。強酸性のため「時間湯」という特殊な入浴法が「湯もみ」の所作とともに残っている。夏は避暑地,冬はスキー場として多くの観光客でにぎわう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

群馬県西部、吾妻(あがつま)郡草津町にある温泉。標高1170メートル、日本の高位温泉集落の一つで「草津よいとこ一度はおいで……」の『草津節』で知られている。温泉の湧出(ゆうしゅつ)量はきわめて豊富で、自然湧出量は全国第一位といわれる。盆地状中央で湯煙をあげる湯畑(ゆばたけ)を中心に、万代(ばんだい)、白旗(しらはた)ノ湯、西ノ河原(さいのかわら)など十数か所から湧出、いずれも強酸性の硫黄泉で、湯畑ではpH2.1、泉温は55~95℃を示す。温泉旅館は湯畑に集まる放射状の道路に沿って建てられ、豪壮な近代建築もみられる。温泉の発見は古く、源頼朝(よりとも)が浅間山麓(あさまさんろく)に巻狩の際に入浴した記事があり、江戸時代には東国の名湯として知られたが、盛んになったのは明治以後。神経痛、皮膚病などの湯治客を主体としたが、最近は「湯もみ」姿が見せ物化したように観光客主体の温泉に変質している。草津熱帯園、草津運動茶屋公園、片岡鶴太郎美術館などがある。JR吾妻線の長野原草津口駅から国道292号経由でバスが走り、夏の避暑、秋の紅葉、とくに冬のスキーに好適で、東京からの観光客、スキー客が多い。国道292号はさらに殺生河原(せっしょうがわら)、白根山腹を経て志賀高原に達する。北陸新幹線軽井沢駅からもバスが通じる。[村木定雄]
『萩原進著『草津温泉史』(1948・文進堂)』

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精選版 日本国語大辞典の解説

群馬県北西部、草津町にある温泉。泉源は多く、古くからの名湯として知られる。泉質は強酸性泉で硫化水素を含む。草津の湯。

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