日本歴史地名大系 「忠堂跡」の解説 忠堂跡ちゆうじんどうあと 沖縄県:那覇市久米村忠堂跡[現在地名]那覇市久米二丁目蔡氏門中の宗廟。東禅(とうぜん)寺の北側に位置し、旧知事官舎跡・第二女子高等学校跡の西側にあった。蔡氏門中の男子の位牌が祀られていた。清泰(せいたい)寺・蔡氏(さいし)堂ともいい、一帯を堂の山とも称した。本尊は観音菩薩。「琉球神道記」に清泰寺とあり、観音菩薩道場の一つとされている。蔡氏二世蔡譲の娘亜佳度が成化八年(一四七二)に創建し、蔡氏の位牌を安置した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by