忽戸村(読み)こつとむら

日本歴史地名大系 「忽戸村」の解説

忽戸村
こつとむら

[現在地名]千倉町忽戸

平舘へだて村の南に位置し、東は海に面する。南は川口かわぐち村で、境を川口川が流れる。慶長二年(一五九七)の安房国検地高目録に村名がみえ、高一九四石余、うち田方一五六石余。里見氏給人領。正保郷帳では田高一九七石余・畑高四〇石余、旗本田中領(寛永一〇年から)。以後の領主変遷は南朝夷村に同じ。享和元年(一八〇一)の家数一〇〇・人数六三二(伊能忠敬測量日記)。天保村高帳では高二四一石余、家数一一二。地先海域は鰯漁の好漁場であった(→白子村

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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