思ひ分く(読み)オモイワク

デジタル大辞泉 「思ひ分く」の意味・読み・例文・類語

おもい‐わ・く〔おもひ‐〕【思ひ分く】

[動カ四]物事理解判断をする。分別する。
「さばかりの色も―・かざりけりや」〈野分
[動カ下二]に同じ。
「とりどりに―・けつつ、ものいひたはぶるるも」〈堤・ほどほどの懸想

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精選版 日本国語大辞典 「思ひ分く」の意味・読み・例文・類語

おもい‐わ・くおもひ‥【思分】

  1. [ 1 ] 〘 他動詞 カ行四段活用 〙 物事に対して適正な理解や判断をする。分別する。また、違いなどを見分ける。識別する。差別する。
    1. [初出の実例]「愚痴(かたくな)に在る奴は思和久(おもひワク)事も無くして」(出典続日本紀‐天平神護元年(765)八月一日・宣命)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙おもいわける(思分)

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