デジタル大辞泉 「思ひ消ゆ」の意味・読み・例文・類語 おもい‐き・ゆ〔おもひ‐〕【思ひ消ゆ】 [動ヤ下二]気持ちが沈んでしょんぼりする。「白雪の降りて積もれる山里は住む人さへや―・ゆらむ」〈古今・冬〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「思ひ消ゆ」の意味・読み・例文・類語 おもい‐き・ゆおもひ‥【思消】 〘 自動詞 ヤ行下二段活用 〙① 心も消えるほど気がめいる。深く思い沈む。[初出の実例]「しらゆきのふりてつもれる山ざとはすむ人さへや思きゆらん〈壬生忠岑〉」(出典:古今和歌集(905‐914)冬・三二八)② 深い憂いや恋慕の情のため死んでしまう。思い死ぬ。[初出の実例]「うかれて迷ふ其魄の跡までも猶なつかしければ〈略〉此(ここ)にて思消(キヘ)ばやと」(出典:太平記(14C後)三七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例