思違(読み)おもいちがえ

精選版 日本国語大辞典 「思違」の意味・読み・例文・類語

おもい‐ちがえおもひちがへ【思違】

  1. 〘 名詞 〙おもいちがい(思違)
    1. [初出の実例]「解(わか)りました! 僕が全く思(オモ)ひ違(チガ)へをして居ました」(出典帰去来(1901)〈国木田独歩一八)

おもい‐ちがいおもひちがひ【思違】

  1. 〘 名詞 〙 物事をまちがって考えること。また、その考え。勘違い。おもいたがい。おもいちがえ。
    1. [初出の実例]「ちっとの思ひちがひでくらうさせた」(出典:浄瑠璃・心中宵庚申(1722)下)

おもい‐たがいおもひたがひ【思違】

  1. 〘 名詞 〙 おもいちがい。考え違い。おもいたがえ。
    1. [初出の実例]「喧𠵅ぞと思ひたがひのちらし髪結ぶこころの解ぬ言の葉」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android