帰去来(読み)キキョライ

デジタル大辞泉 「帰去来」の意味・読み・例文・類語

ききょ‐らい【帰去来】

陶淵明とうえんめいの「帰去来辞」から》官職を退いて故郷に帰ろうとすること。→帰りなんいざ

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精選版 日本国語大辞典 「帰去来」の意味・読み・例文・類語

ききょ‐らい【帰去来】

  1. 〘 名詞 〙 ( 陶淵明の「帰去来辞」の「帰去来兮、田園将蕪、胡不帰」による語。「去」「来」は助辞。「かえりなんいざ」と訓じ、「さあ帰ろう」と自らを促す意 ) 官職を辞し、郷里に帰るためにその地を去ること。また、それを望む心境。きこらい。
    1. [初出の実例]「始覚幽栖好、長歌帰去来」(出典凌雲集(814)詠史〈坂上今継〉)
    2. 「川狩や帰去来といふ声す也」(出典:俳諧・蕪村句集(1784)夏)

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