知恵蔵mini 「急性カフェイン中毒」の解説 急性カフェイン中毒 カフェインを短時間のうちに多量に摂取することにより起こる一時的な中毒症のこと。長年にわたり摂り続け依存症となるものは「慢性カフェイン中毒」、少量のカフェインで中毒症を起こすものは「カフェイン過敏症」として区別される。急性カフェイン中毒は、カフェインを1時間以内に体重1キログラムあたり6.5ミリグラム以上摂ると約半分の人に起こり、3時間以内に17ミリグラム以上摂るとほとんどの人に起こるとされている。症状は、神経過敏・興奮・顔面紅潮・動悸(どうき)といった軽いものから、幻覚・錯乱・嘔吐(おうと)・痙攣(けいれん)・瞳孔拡大など重いものまである。 (2015-7-16) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報