性同一性障害で受診する診療科(読み)せいどういつせいしょうがいでじゅしんするしんりょうか

家庭医学館 の解説

せいどういつせいしょうがいでじゅしんするしんりょうか【性同一性障害で受診する診療科】

 現実男性女性)でありながら、自分は女性(男性)だと確信し、そのくいちがいに悩み、苦しむのが性同一性障害(せいどういつせいしょうがい)です。
 欧米では、以前から、治療が必要な状態として認識され、悩みを解消する根本的な治療として、性転換手術が行なわれてきましたが、日本でも、日本精神神経医学会が1998年に性転換手術を実施する際のガイドラインをまとめ、その指針にそって、性転換手術が実施されました(「性同一性障害と性転換手術」)。
 性同一性障害で診察を受けたい人は、できるだけ大きい医療機関の精神科や精神神経科を受診するといいでしょう。性同一性障害に詳しい医師がいて、適切な治療や助言が受けられる可能性が高いからです。

出典 小学館家庭医学館について 情報

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