恋之原村(読み)こいのはるむら

日本歴史地名大系 「恋之原村」の解説

恋之原村
こいのはるむら

[現在地名]伊集院町恋之原

下谷口しもたにぐち村の南、標高一六〇メートル前後のシラス台地に立地し、南境を西流する永吉ながよし川流域に若干の平地が開けてひがしなか西にしの三集落がある。恋ノ原とも記す。下谷口から入佐いりさ(現松元町)への道(永吉往還)が通る。島津立久が定め、永正一一年(一五一四)一二月一五日に再確認された伊集院諏訪御祭礼年四回数番帳(伊集院由緒記)に「七番 小井ノ原」とみえ、下谷口の諏訪明神(現南方神社)の祭礼に奉仕していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android