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恐竜の卵 きょうりゅうのたまごdinosaur eggs

知恵蔵の解説

恐竜の卵

米国自然史博物館ゴビ砂漠探検隊が1923年に発見して以来、恐竜の卵や巣、赤ん坊の骨や歯の産出報告は約220地点に及ぶ。モンゴル、中、仏、印、米国産が多く、白亜紀後期のものが大半。群巣地の巣中の卵内部の調査結果を基に鳥脚類のマイアサウラ、ヒパクロサウルス、獣脚類のトロオドンの孵化直前の胚の生体復元が行われた。従来プロトケラトプスとされていた卵の多くは、オビラプトル類のものと判明。この類の卵は巣の中で2個ずつ対になっているが、近年、骨盤の子宮とみられる部分に卵が2個、卵管が2本発見され、2本の卵管から1個ずつ産んだらしい。同じ巣からトロオドン類の幼竜も発見され、その理由が論議されている。93年にネメグト盆地のオハ・トルゴッドで発見された巣の中の卵はオビラプトル類の骨格を持ち、親がそれを抱卵していた姿勢で発見され、95年に記載・公表。シティパティと名付けられた。

(小畠郁生 国立科学博物館名誉館員 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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