恒富八幡神社(読み)つねとみはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「恒富八幡神社」の解説

恒富八幡神社
つねとみはちまんじんじや

[現在地名]行橋市上津熊

上津熊かみづくまの北東端部、長峡ながお川の北岸に南面して鎮座する。祭神神功皇后・応神天皇・比大神。旧郷社。上津熊かみつのくま村・中津熊村下津熊村の産土社(京都郡誌)。創建年は不詳。安政二年(一八五五)七月延永手永の雨乞祈祷を当社で行っている。幕末期の祭礼は八月一日に行われた(中村平左衛門日記)境内に文政五年(一八二二)寄進の鳥居があるが、昭和五四年(一九七九)の行橋市文化財調査報告書によれば、鳥居はもとは社の正面、社前を流れる長峡川の河川敷に立ち、参道は鳥居を外れて川の北側堤を通っていたので、鳥居をくぐって参詣する者はいない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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