恒屋城跡(読み)つねやじようあと

日本歴史地名大系 「恒屋城跡」の解説

恒屋城跡
つねやじようあと

[現在地名]香寺町恒屋

恒屋川北側に位置する中世の山城跡。標高二三六メートルの山頂を主郭とし、そこから北東へ続く尾根の鞍部よりやや城内側を掘切る。主郭から南東には三〇〇メートルほど尾根が続き、その先端にも曲輪がある。主郭周辺が後城、尾根先端が前城とよばれる。後城・前城ともに西側斜面に畝状空堀群を設ける。また後城には横堀武者溜も確認できる。城跡からは瓦が多く採集されている。軒平瓦のなかには置塩おしお城跡(夢前町)大坂城跡(大阪市中央区)出土・採集されたものと同文のものもある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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