恩頼(読み)ミタマノフユ

デジタル大辞泉 「恩頼」の意味・読み・例文・類語

みたま‐の‐ふゆ【恩頼/恩賚】

《「ふゆ」は「ゆ」または「ゆ」の意という》神または天皇を敬って、その威力恩恵加護をいう語。
「然るに聖帝ひじりのみかどの―に頼りて」〈垂仁紀〉

おん‐らい【恩頼】

神や天皇などから受ける恩徳みたまのふゆ。
もはら東照大神君の御―によることと」〈古道大意・上〉

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精選版 日本国語大辞典 「恩頼」の意味・読み・例文・類語

おん‐らい【恩頼・恩賚】

  1. 〘 名詞 〙 神や天皇などから受ける恩徳、加護。また、恵み深いたまもの。みたまのふゆ。
    1. [初出の実例]「自諸司六位官人。迄諸衛府駕輿丁衛士。皆預恩賚焉」(出典日本三代実録‐貞観一二年(870)八月五日)
    2. [その他の文献]〔宋史‐大食国伝〕

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