恵古村(読み)えこむら

日本歴史地名大系 「恵古村」の解説

恵古村
えこむら

[現在地名]上県町佐護東里さごひがしさと 恵古

佐護七ヵ村のうちで、深山みやま村の北西に位置する。弥生時代から古墳時代に及ぶ白嶽しらたけ遺跡があり、式内社とされる天諸羽あめのもろは神社などの古社が鎮座、また対馬六観音の一つとされる佐護院観音堂があり、南北朝期に安国あんこく寺の建立もあった。古来より佐護郷の主邑で、上県郡家が所在したと考えられる。永享一〇年(一四三八)上津かみつ八幡宮(現峰町)の小行司職として先規の判物に任せて諸公事が免じられているのは(同年三月二八日「宗貞盛書下」佐護郷給人等判物写)、恵古の山田家と推定され、同職は江戸時代にも継承され、山田家は社領高一尺一分六厘余も合せて安堵された(宝永六年「宗義方判物」同判物写など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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