悪戸新田(読み)あくとしんでん

日本歴史地名大系 「悪戸新田」の解説

悪戸新田
あくとしんでん

[現在地名]古河市悪戸新田

古河町の船渡(ふなと)町の西に接していた微高地上の新田村。明治四三年(一九一〇)からの渡良瀬(わたらせ)川改修工事によって村域の大部分は河川敷となり、いまは雀(すずめ)神社南の堤防際に小字愛宕前(あたごまえ)・愛宕下を残す。

天正一八年(一五九〇)八月の下総国古河検地帳(東京大学史料編纂所影写本)に「あくと」「あく戸」の地名がみえるが、河川沿いの水没しやすい耕地を一般的にアクトとよぶから、これが当地であったかどうかは疑問が残る。寛文四年(一六六四)当時、村として存在したならば、当然村名をみられるはずの「寛文朱印留」にはないので開発の歴史は天正以前にさかのぼったとしても、村としての独立は寛文以降としなければならない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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