悪病(読み)アクビョウ

デジタル大辞泉 「悪病」の意味・読み・例文・類語

あく‐びょう〔‐ビヤウ〕【悪病】

たちの悪い病気悪疾

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「悪病」の意味・読み・例文・類語

あく‐びょう‥ビャウ【悪病】

  1. 〘 名詞 〙 たちの悪い病気。また、人に忌みきらわれる病気。悪疾。
    1. [初出の実例]「爰恐悪病之気之故、余弟子一人不相副之尅、師弟三世之契存浅之旨、源慶独乍怖畏、捨身命葬埋」(出典東大寺文書‐建久八年(1197)一二月日・僧源慶解案)
    2. [その他の文献]〔韓非子‐八説〕

あしき【悪】 病(やまい)

  1. 流行する伝染病。やくびょう。えきびょう。はやりやまい
    1. [初出の実例]「明神、いかりをなし給て、あしき病おこりてしにける也」(出典:塵袋(1264‐88頃)七)
  2. 治りにくい病気。悪性の病。特にハンセン病をいった。〔十巻本和名抄(934頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android