悪策(読み)あくさく

精選版 日本国語大辞典 「悪策」の意味・読み・例文・類語

あく‐さく【悪策】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 邪悪なはかりごと。悪計奸策(かんさく)
    1. [初出の実例]「金銭上の悪策(アクサク)には同意したが、女犯は夢にも想像しなかったから」(出典江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉六)
  3. へたなはかりごと。うまくないはかりごと。下策愚策
    1. [初出の実例]「固(もと)より悪策なりと雖ども、聊(いささ)不平を慰るの方便たりしことあれども」(出典:文明論概略(1875)〈福沢諭吉〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android