悪茄子(読み)ワルナスビ

デジタル大辞泉 「悪茄子」の意味・読み・例文・類語

わる‐なすび【悪茄子】

ナス科多年草。高さ30~50センチ。根茎地中を横に伸びて増え、茎や葉の両面にとげと星状の毛がある。葉は卵形でやや切れ込み、互生する。夏、白または淡紫色の花を開き、実は丸く橙黄色。全草が有毒北米原産で、日本には明治後期ごろ渡来、帰化。おになすび。

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精選版 日本国語大辞典 「悪茄子」の意味・読み・例文・類語

わる‐なすび【悪茄子】

  1. 〘 名詞 〙 ナス科の多年草。ヨーロッパ原産。昭和の初めごろ渡来し、各地の荒地に帰化。高さ三〇~五〇センチメートル。茎には鋭い刺と星状毛がある。葉は互生し、楕円状卵形で先はとがり、基部はくさび形。両面に星状毛があり、裏面に刺がある。初夏、節間から花枝を出し、数個の花をつける。花冠は白または淡紫色で五裂する。果実液果黄熟

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