悪魔の詩翻訳者殺害事件

共同通信ニュース用語解説 「悪魔の詩翻訳者殺害事件」の解説

悪魔の詩翻訳者殺害事件

1991年7月12日、茨城県つくば市の筑波大学校舎内のエレベーター前踊り場で、助教授五十嵐一いがらし・ひとしさん=当時(44)=が首などを刃物で切られ失血死しているのが見つかった。五十嵐さんは、当時のイランの最高指導者が「イスラム教冒〓(サンズイに贖のツクリ)ぼうとくする内容」として著者に「死刑宣告」を出した英作家の小説「悪魔の詩」の日本語版を翻訳。イタリアでも同時期に翻訳者が襲撃されるなどしたため、県警国際テロの可能性も視野に捜査したが、容疑者は浮上せず、2006年7月11日に公訴時効を迎えた。

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