悽惻(読み)セイソク

デジタル大辞泉 「悽惻」の意味・読み・例文・類語

せい‐そく【××惻】

[名・形動タリ]悲しみいたむこと。また、そのさま。
「―として情人未だ去らず」〈透谷・「歌念仏」を読みて〉

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精選版 日本国語大辞典 「悽惻」の意味・読み・例文・類語

せい‐そく【悽惻】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動タリ ) ひどくかなしむこと。いたましく思うこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「聊籍詩篇悽惻」(出典空華集(1359‐68頃)七・乱後遣興)
    2. 「人をして淒惻の情を動かさしむ」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)五)
    3. [その他の文献]〔晉書‐陸機伝〕

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普及版 字通 「悽惻」の読み・字形・画数・意味

【悽惻】せいそく

いたむ。

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