(読み)セイ

デジタル大辞泉 「悽」の意味・読み・例文・類語

せい【悽】[漢字項目]

[音]セイ(漢)
いたましく思う。「悽惨・悽悽」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「悽」の読み・字形・画数・意味


11画

[字音] セイ
[字訓] いたむ・かなしむ・すさまじい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は妻(さい)。〔説文十下に「痛むなり」とあり、悲痛哀傷の意。淒は雲の起こる意であるが、通用することがある。

[訓義]
1. いたむ、かなしむ。
2. うらむ、あわれむ。
3. 淒と通じ、すさまじい。
4. 凄と通じ、さむい。

[古辞書の訓]
名義抄〕悽 イタム・ウラム・アハレブ・カナシブ・サムシ

[語系]
悽・淒・凄tsyeiは同声。みな声義に通ずるところがある。

[熟語]
悽婉・悽歌悽懐悽其悽欷悽惶・悽惨・悽悽如・悽傷悽戚悽切悽絶・悽然・悽楚悽愴悽惻悽断悽悼悽憫悽惘・悽涙悽戻・悽・悽
[下接語]
含悽・惨悽・悽・惻悽

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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