惣管(読み)そうかん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「惣管」の意味・わかりやすい解説

惣管
そうかん

天平3 (731) 年以降,畿内に設置された臨時官職 (存続期間は不明) 。盗賊不満分子などの取締りをはじめ,諸国の国司などの行政治績などについて監視し,刑罰権を有していた。

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世界大百科事典(旧版)内の惣管の言及

【鎮撫使】より

…奈良時代,諸道に置かれた官。聖武天皇の731年(天平3),山陽・山陰・南海の3道に置かれ,畿内に置かれた惣管(そうかん)とともに要官が任命された。使の下に判官(じよう)・主典(さかん)各1人があり,使には随身が付せられた。…

※「惣管」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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