…江戸時代後半期には幕府法曹吏員の間に,慣習,先例による敵討についての基本的な法制が形成されていたと考えられる。敵討は俗に仇討,意趣討などと呼ばれたが,幕府法上は敵討と称し,父母伯叔父兄姉など目上の者の敵を討つ場合に限られた。目下の者が殺害されたときには,親族は通常の刑事裁判の手続により,下手人の吟味を願い出るべきであった。…
※「意趣討ち」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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